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2023年10月9日(月)
ぐるスポイベント
スポーツの日の10月9日。この日は日中雨が降りしきっていた。 地元の東村山市では、スポーツの日にちなんで、「ぐるスポ」と称したイベントが、市民スポーツセンターで開催されるということで、妻と参加して来た。ベイスにはレインコートを着せ、傘をさしての外出だった。
今回のイベントの目玉は、元阪神タイガースの選手であった鳥谷敬さんと東村山市長、副市長とのトークセッションだった。 ぼくは大阪生まれ、大阪育ちではあるけれど、阪神タイガースが大嫌いだったので、正直このイベントにはあまり気乗りがしなかった。
トークを聞いて初めて知ったのだが、鳥谷さんは東村山市の出身だそうで、子どもの頃から柔道やサッカー、野球などのスポーツに明け暮れていたという。もともとは野球よりもサッカーが好きだったとか。プロ野球を意識するようになったのは、早稲田大学で大学野球で活躍していた頃のことだそうだ。高校時代からすでにプロのスカウトにマークされていた高校球児で、プロでも活躍した選手たちとは様相が違う。しかも、プロで連続出場歴代2位という成績ひとつとっただけでも、立派なレジェンドだ。
トークセッションの後は、体験型のイベントで、「車いす陸上競技体験」をやってみることにした。陸上競技は足を中心に前進で速さや距離を競う。車いすではどんなだろうか?興味があった。
今回の体験では、20秒間に車いすを何回回転させられるかを競うゲーム。簡単そうに思えたけれど、実際に車いすに座って両手で車輪を動かしてみると、意外と難しいものなんだということがわかる。これでフルマラソンを走り切るのは大変厳しいと感じた。もしぼくが車いすで100メートルをダッシュで走り出そうものなら、古傷のある肩を再脱臼してしまいそうで、怖い。車いす選手もすごいなぁ!
屋外では、スポーツセンター駐車場で屋台を出し、食べ物などがならんでいた。ぼくはチーズバーガーを食べてみることにしたのだが、この店には長蛇の列ができていたとか。妻が買いに行ってくれている間、ぼくはぼーっと立ち尽くしながら、鳥谷さんのトークを反芻していた。
市長の、「子供たちへのメッセージを」との問いかけへの鳥谷さんの言葉はじーんと来たものだ。「子供たちへというか、お父さんお母さんに伝えたい。子供たちは親の姿を見て育っているので、そのことを意識して生活してください。親は子供の希望を映す鏡ですから。子供たちにはやりたいことをさせてあげてください。いろんなことへのチャレンジの中から自分のやりたいことを見つけるでしょう」
その言葉は確かに正論だろう。だが。。。もし盲ろうの子どもだったら、親を見たり、聞いたりできない。やっぱりスキンシップとコミュニケーションが大事なんだろうと思う。